鮮やかな赤色が目を引き、色んな料理に使われるトマト。
トマトは栄養が豊富というイメージがありますが、実際のところどんなものなのでしょうか。
漠然としか知らなかったトマトについて、具体的な栄養や効果などを知って、より有効な食べ方をできるようにしましょう。
という事でトマトの栄養や効果について、ポイントをまとめてみました。
目次で拾い読みしますか?
トマトの栄養と効果

まずトマトに含まれている栄養や、それがもたらす効果について、代表的なものをご紹介します。
どれも美容や健康に嬉しい栄養ばかりですので、積極的に摂取できると嬉しいですね。
リコピン
まずは、リコピンという栄養から。
このリコピンは強い抗酸化作用を持っており、摂取することでシワやシミの予防など、肌ケアに効果が期待できます。
また、アンチエイジング効果もあるため、お肌の老化が気になる人にも、トマトを食べる事をオススメします。
さらにリコピンには、身体に脂肪が蓄積するのを防ぐという、ダイエット効果もあります。
クエン酸
トマトの酸っぱさの元になっているのが、このクエン酸です。
レモンにも含まれており、疲れを取る効果が期待できるため、運動する人に人気のある栄養ですね。
体力を消耗した時や夏バテなど、疲労回復が必要な時に役に立ちます。
ケルセチン
ケルセチンはトマトの皮部分に多い栄養で、血管を強化する効果が期待できます。
この効果によって、動脈硬化の予防など血管の病気を防ぐことができます。
食物繊維
トマトの栄養として、メインのひとつと言えるのがこの食物繊維です。
多くの野菜に含まれている栄養で、整腸作用が高いことで有名です。
便秘を解消したり、コレステロール値を下げるなど、ダイエット面への効果が期待できます。
カリウム
カリウムは体内に溜まった、余分な塩分や水分を排出する効果があります。
そのためトマトを食べることで、むくみの解消や血圧の上昇抑制といった効果が期待できます。
特に現代人は食事で塩分を多く摂りがちなので、カリウムをしっかり摂取することは重要です。
グルタミン酸
グルタミン酸は内臓脂肪を溜まりづらくするため、ダイエットに効果の高い栄養です。
またダイエット効果以外にも、お肌への保湿効果も期待できるため、摂取することで美肌効果も得られます。
痩せながらお肌もキレイになるという、より美しくなりたい女性にとって、これ以上ないほど、ありがたい栄養なのです。
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トマトの栄養を摂取するコツ
上記のようにトマトの栄養は豊富で、いろんな種類の栄養を含んでいます。
これらの栄養は、普通にトマトを食べても摂取できますが、せっかくなら効率的に吸収したいですよね。
そこでトマトの栄養を摂取するために、より効率を上げるポイントをご紹介します。
赤いトマトを選ぶ
トマトは買う場所によっては、まだ熟しきっていない緑色のトマトも売られている事があります。
ですがトマトの栄養は、赤くなった熟しきった状態の時が最も多くなっています。
もちろん未熟なトマトにも、また違った味わいなど、完熟トマトにはない長所もあります。
ですが栄養の摂取を1番に考えた場合は、真っ赤になった完熟トマトを選ぶようにしましょう。
トマトジュースで摂取する
トマトは熟すとイメージ通りの真っ赤になりますが、市販のトマトの場合は見た目を良くするために、着色料を使って未熟なトマトを赤くする事も。
そういった着色料を使っているかどうかは、素人である私達にとっては、ひと目で見分けるのは至難の業です。
そこで、栄養の豊富なトマトを食べるためには、トマトジュースとして摂取することをオススメします。
生食用のトマトは、虫や気候など何らかの要因で、見た目的に痛むのを防ぐために、ビニールハウスで栽培される事が多いです。
それに対してトマトジュースに使われる加工用は、見た目にあまり拘る必要が無いため、太陽の光をたくさん浴びれる外で栽培されます。
日光を多く浴びれる分、栄養の合成もしっかり行われ、より栄養価の高いトマトに育つのです。
トマトの注意点

ここまででトマトは多くの栄養を含んでおり、それを効率的に摂取する方法も、しっかりと学べたかと思います。
ですが最後に1点だけ、トマトを食べる際に注意すべき事をこちらでご紹介させて頂きます。
その注意すべき点とは、腎臓が弱い人はトマトを摂り過ぎてはいけないという事です。
トマトの栄養の特徴として、カリウムが多く含まれているという点があります。
ですがカリウムは、腎臓の機能が低下している人が摂取すると、心臓に負担をかけてしまう事があります。
そのため健康診断などで、腎臓の調子が悪いと診断されている場合などは、トマトを食べ過ぎないように注意してください。
まとめ
トマトの栄養や効果について、参考になりましたでしょうか。
野菜の中でも目立つ見た目なだけあって、その栄養も豊富で様々な効果をもたらしてくれます。
とはいえ十分な栄養を摂取するためには、しっかり熟しているトマトを選ぶ必要があります。
ビニールハウスでなく外で育てられ、真っ赤に熟したトマトを選んで、栄養豊富な状態で食べれるように気をつけましょう。