断食ダイエットって効果があると思いますか?
ダイエットを考えた時
誰もが最初に思い浮かべるのは
断食で痩せることだと思います。
確かに断食すれば、栄養が摂れないので
その分は当然痩せていきます。
ですがやり方を間違えると
リバウンドに繋がったり、健康を害したりと
実践が難しいダイエットでもあります。
そんな断食ダイエットについて
やり方や効果、失敗するパターンなど
必要な情報をまとめてみました。
断食の効果・メリット
断食ダイエットは、食事を抜くという
極めてキツいダイエット方法のひとつです。
ですが、実践するのがキツい分
断食のメリットは非常に大きいともいえます。
そんな断食ダイエットの効果やメリットについて
注目すべきポイントをまとめました。
脂肪を燃焼してくれる
断食をして、外から栄養を摂取しないと
身体の中に溜めてあるエネルギーから
どんどん使うようになってきます。
身体の中に貯蔵してあるエネルギーといえば
お腹やお尻などについた脂肪です。
こういった部分についた
予備エネルギーである脂肪を活動に使い
どんどん燃焼することで痩せられるのです。
内蔵を休められる
普段、毎日食事を3食することで
内蔵は常にフル稼働しているようなものです。
そのため、内蔵は疲れ気味になっているため
休みを入れることで、リフレッシュさせられます。
断食していると、その間内蔵は働く必要が無いので
ゆっくりと休ませてあげることができます。
1,2ヶ月に1回くらい
断食を取り入れてあげることで
内臓のリラックスをしてあげることができます。
毒素・老廃物をデトックスする
断食することによって
身体の中に溜まった毒素を排出する事ができます。
人間は生きていく中で
「消化」「吸収」「排泄」という活動をしています。
断食をすると、この3つのうち
「消化」と「吸収」をする必要がなくなります。
そのため、力を全て排泄に集中できるため
身体の中に溜まった悪いものを
しっかりと出す事ができるようになるのです。
特に嬉しい効果としては
頑固な宿便を出すことができたり
ニキビや吹き出物の解消効果も期待できます。
身体の内側からキレイになる、という意味で
断食はダイエットだけでなく
美容にも効果が見込めるのです。
抵抗力が増加する
断食中は、擬似的にですが
身体が危機的な状態になります。
そのため、身体を守ろうと
白血球の数が多くなってくるため
免疫力が強化された状態になります。
白血球の数が多くなるということは
その分、病気やウイルスに強くなるので
抵抗力が高くなるのですね。
風邪が流行っている時期などは
月に1度くらいのペースで断食をしてみて
抵抗力を鍛えるのも良いですね。
断食をやってはけない人
ダイエット効果の高い断食ですが
すべての人が実践して良い訳ではありません。
人によっては、健康の事を考えて
実践してはいけない人もいます。
どんな人が、断食をしてはいけないのか。
その特徴を以下でご紹介します。
妊婦の断食
これは断食に限らず、全てのダイエットに言えますが
妊婦さんは絶対に断食をしてはいけません。
お腹の赤ちゃんに必要な栄養が行き渡らなくなり
最悪の場合、流産に繋がる恐れもあります。
妊娠中に体型が変わり、不安に思う気持ちは分かります。
ですが、元気な赤ちゃんを生むためにも
妊娠中の断食は我慢して
赤ちゃんが生まれたあとで、痩せるようにしてください。
成長期の子供の断食
成長期の子供についても
断食は行うべきではありません。
成長期は今まで以上に
たくさんの栄養を身体が必要としています。
そんなときに摂取する栄養を制限してしまえば
身体の成長がしっかりと行われず
身長や身体つきが育ちきれなくなります。
思春期には、体型を気にするのも分かりますが
大人になった時のスタイルも悪くなるので
断食などの無理なダイエットはやめましょう。
断食ダイエットの期間
断食ダイエットで痩せるためには
期間を重視する必要があります。
実践の期間は長過ぎても、短すぎても
断食の効果を阻害してしまいます。
最適な期間をチョイスして実践することで
安全に、最大限の効果を発揮しながら
断食ダイエットを進めていけるのです。
では、気になる断食ダイエットの期間ですが
1日~3日間までに留めておいてください。
それ以上の日数を断食してしまうと
健康面で非常に危険だと言われています。
もし4日以上の断食を行いたいのであれば
必ず、医師の監修を受けながらやるようにしてください。
また、1日の食事のうち
1食や2食を抜く程度のプチ断食なら
2~3ヶ月は続けてください。
これくらいの期間、プチ断食を続けることで
目に見えて体型が変わり
誰の目から見ても分かるほど痩せられるはずです。
断食ダイエットの注意点
冒頭でも少し触れましたが
断食ダイエットは効果が高いですが
その分、注意すべき点も多いです。
正しいやり方で実践しないと
健康面に悪影響がでたり
リバウンドに繋がってしまいます。
断食を行う上で
注意すべきポイントを確認しておいてください。
かならず準備期間、復食期間を設ける
断食を本格的に行う前に
必ず、準備期間と復食期間を設けましょう。
いきなり断食を始めてしまうと
身体が飢餓状態だと勘違いしてしまい
エネルギーを溜め込みやすい体質になってしまいます。
その状態の時は痩せづらくなり
食べたものを吸収しやすくなってしまうのです。
ですので、断食しても中々痩せなかったり
逆に断食後に食べたものが、いつも以上に吸収され
太りやすくなるリスクさえあるのです。
断食のための準備期間、復食期間については
この後、やり方をご紹介します。
必ず、断食には取り入れるようにしてください。
4日以上やらない
断食は効果の高いダイエット方法ですが
その分、健康へのリスクも高いです。
数日間程度であれば、悪影響を及ぼすこと無く
健康的に痩せる事ができます。
しかし、4日以上の断食を個人でやろうとすると
健康上、非常に危険だと言われています。
もし4日以上の断食をやるのであれば
断食道場や医師監修のもとでやってください。
個人で断食をする場合は
必ず3日以内までに抑えておいてください。
下手すると、倒れてしまったりなど
体調を崩してしまう可能性がありますよ。
タバコ、コーヒー、お酒を避ける
断食中は、身体が非常に繊細になっています。
なにも身体に摂り入れない分
内臓が敏感になっているのです。
ですので、刺激物であるコーヒーやお酒
タバコなども、断食中はストップしましょう。
空腹をタバコやコーヒーで紛らわせたい
という気持ちも分かりますが
胃を荒らしてしまう原因になってしまいます。
基本的には、断食中は水だけを飲むようにして
それ以外は我慢するのが基本です。
効果的な断食ダイエットのやり方
それでは、断食ダイエットの正しいやり方について
ここで基本をご紹介します。
この基本をしっかりと押さえずに断食をしてしまうと
断食に失敗してしまい
体調の悪化やリバウンドしてしまう可能性も。
そのため、必ず基本は押さえながら
正しく断食をするようにしてください。
準備期間
断食をいきなり始めるのではなく
まず、準備期間を通して
身体を断食に慣らすようにしましょう。
準備期間がどれくらい必要かは
断食を行う日数によって変わります。
- 1日のみの断食:1~2日間
- 2日間の断食:2~4日間
- 3日間の断食:3~9日間
これくらいの期間、消化に良い物を中心に
腹7~8分目くらいの量を食べるようにしましょう。
徐々に食べる量を減らしていって
内蔵を環境に慣らす事が重要です。
断食本番
いよいよ断食本番です。
この時期には、水以外は基本的に口にせず
何も食べないようにします。
胃に負担をかけてしまうので
コーヒーや酒のような刺激物もNGです。
なるべく水を多く飲むようにして
空腹を紛らわせると
断食を成功させやすいですよ。
また、どうしても何も食べないのが難しい場合は
酵素ドリンクを取り入れると良いです。
酵素ドリンクはカロリーが低い割に
様々な栄養を豊富に含んでおり
断食中の健康を守ってくれます。
また酵素の働きによって
空腹をいくらか和らげてくれるので
断食ダイエットの成功を助けてくれるのです。
復食期間
断食が終わったからといって
一気に元の食事量に戻してはいけません。
準備期間と同じように
徐々に食事量を元に戻していきましょう。
いきなり断食前と同じの量を食べてしまうと
内蔵がビックリしてしまい
気分が悪くなったり、体調を崩してしまいます。
準備期間にかけたのと同じくらいの日数を目安に
焦らずにゆっくりと食事に身体を慣らしてください。
もちろん、食べるのは消化に良いものを中心に
内蔵に負担をかけない事を心がけてください。
断食ダイエットで失敗するパターン
ここまで断食ダイエットのやり方など
色々と紹介してきました。
ですが、こういったポイントを守れずに
断食に失敗してしまう人も少なくありません。
そこで断食の失敗事例を把握しておき
どういった事で失敗してしまうのかを
頭のなかに入れておいてください。
そうすることで、失敗の可能性を小さくして
より断食の成功率を高められます。
長期間、断食してしまう
断食の注意点で、断食をする期間は3日間まで
とお伝えしました。
ですが、この注意点を守らずに
断食を1週間などやろうとする人がたまにいます。
これをしてしまうと、確かに一時的には痩せますが
本当に身体が飢餓状態になってしまうので
その分、リバウンドもしやすくなります。
また、4日以上の断食は
本当に健康的に危険なので、
最悪の場合、倒れてしまう可能性すらあります。
何度も繰り返しになりますが
断食は必ず3日以内までにしてください。
断食しながらたくさん動く
断食中、もっと痩せようと思って
激しい運動などを断食と一緒にやる
なんて人もいます。
これは非常に危険なので、止めてください。
断食中は体の中のエネルギーが無くなっており
日常生活でギリギリというくらいです。
そんな断食中に激しい運動をすれば
それこそ倒れるリスクは高くなってしまいます。
激しい運動なんてしなくても
断食だけで、十分なダイエット効果が見込めます。
焦らずに、断食が終わった後で
運動も取り入れるようにしてみてください。
体重に固執してしまう
多くのダイエットでありがちですが
体重という数字に固執してしまい
ダイエットを焦る人もいます。
見た目的には痩せてきているのに
体重が思うように減らないため
過剰な断食に脚を踏み入れようとするのです。
確かに数字だと分かりやすいため
それを達成しようという気持ちは分かります。
ですが、それにこだわり過ぎると
焦りを招いてしまい、
無理な断食をしようとしてしまいます。
体重にあまり執着し過ぎずに
楽な気持ちで断食を実践してください。
食べ物の事を考え続けてしまう
断食中は、食事を食べられません。
そのため、「断食が終わったらこれを食べよう」など
食べ物のことばかり考えてしまう事もあるでしょう。
ですが、こういった食べ物の事ばかり考えていると
断食後のドカ食いに繋がってしまい
体重が思うように減らない事になりかねません。
色んな物を食べたくなる気持ちは分かりますが
そこはなるべく食べ物の事を考えないようにして
気持ちを落ち着けて断食に取り組んでください。
復食期にいっきに普通の食事をしてしまう
断食で最も大切なのは
準備期間と復食期間だというのは説明しました。
ですが、断食後に我慢しきれずに
復食期間なしに普通の食事に戻してしまう
という人も、よく見かけます。
これだと、エネルギーの吸収率が上がっているときに
一気に食べてしまうことになるため
リバウンドの危険性が高くなってしまいます。
久しぶりの食事でたくさん食べたくなる
という気持ちは分かりますが
そこはグッとこらえて、復食期間で慣らしてください。
摂取カロリーの低い生活を続けてしまう
断食後にも、カロリーの低い生活を続け
そのまま痩せようと考える人もいます。
これは一見正しい方法に思えますが
ダイエットを考えるのであれば
あまり良いやり方とは言えません。
身体が低カロリー状態に慣れてしまい
エネルギーの効率化が図られてしまうので
痩せにくい身体になってしまうのです。
痩せやすい体質を維持しながらダイエットするには
断食と普通の食事を繰り返し
常に身体を普通の状態に保つ必要があります。
断食後には、復食期間を経て
普通の食事をするようにしてください。
まとめ
断食ダイエットのやり方や効果について
いかがでしたでしょうか。
実践はキツい断食ですが
正しいやり方でやれば
ダイエット効果は非常に高いと言えます。
とはいえ、それは断食を正しい方法でやった場合です。
我流で断食をやろうとすると
ほぼ間違いなく体調を崩すか
終わった後にリバウンドをして終了です。
必ずポイントを守りながら
安全な断食ダイエットを心がけてください。
やり方次第で、痩せも太りもしますので
くれぐれも断食は注意してくださいね。