ファスティング後には回復食が重要
というのは、聞いたことがありますか?
食事を抜くファスティングを行った後
すぐに普段の食事に戻してはいけません。
回復食と呼ばれる食事をして
身体を慣らしていく必要があるのです。
とはいえ、このファスティング後の回復食では
何を食べたら良いのか
悩んでしまうという声もあります。
そこで、ファスティング後の回復食について
ポイントやおすすめの食材・メニューなど
必要な情報をまとめてみました。
この記事の目次
回復食とは
まず、そもそも回復食とは何なのか。
ここから見ていきましょう。
回復食とは、ファスティング後に
普通の食事に戻す前の準備用の食事です。
基本的には、お粥など
消化に良い食べ物を使うことが多いです。
ファスティング中は、胃の中が空っぽになるので
消化をするために働きません。
そのため、ファスティング後に
いきなり普通の食事をしてしまうと
停止状態からいきなり胃が動かされるわけです。
そうすると、胃をはじめ内蔵に負担が大きいため
消化に良い回復食から慣らしていくことで
身体への負担を抑えるのが回復食の目的です。
回復食を使わないと
ファスティング後に身体に大きな負担をかけます。
ですので、ファスティングを行う際には
必ず回復食を使うようにしてください。
ファスティング回復食の注意点
ファスティング後に食べる回復食には
いくつか注意すべきポイントがあります。
この注意点をしっかりと守らないと
せっかく頑張ったファスティングが無駄になったり
体調を崩す可能性があります。
くれぐれも注意して実践するようにしてください。
味付けは薄味で
ファスティング中は、ほぼ何も食べないため
今まで食べていた濃い味の料理が
どうしても恋しくなります。
ですが、ファスティングが終わったからといって
いきなり濃い味付けの料理を食べてはいけません。
空腹が続いていた内臓は
ファスティング後には非常に敏感な状態です。
そんなときに濃い味付けの料理を食べてしまうと
内蔵に強い刺激を与えてしまい
健康的にも非常に良くありません。
最初は薄味の回復食から始めて
徐々にいつもどおりの味に戻していきましょう。
炭水化物に偏らない
回復食といえば、お粥などが有名ですが
なるべく炭水化物に偏らないようにしましょう。
炭水化物は血糖値を上げるため
脂肪をためこみやすくしてしまいます。
せっかくファスティングを頑張ったのに
炭水化物を食べ過ぎて、リバウンドしてしまった
なんて状況は笑えません。
回復食にお肉は内臓にやさしくありませんが
野菜などは積極的に食べるべきです。
「消化にやさしいもの」を意識しつつ
炭水化物意外をしっかりと食べられるよう
注意して回復食を選びましょう。
よく噛んで食べる
久しぶりの食事なので
がっついて食べてしまう気持ちは分かります。
ですが、回復食を食べる際には
しっかりと噛んで飲み込むようにしてください。
よく噛むことで、食事を消化しやすくなり
内蔵の負担が少なくなります。
また、噛むことで満腹中枢が刺激され
お腹いっぱいに感じやすくなります。
回復食の時期に食べ過ぎてしまうと
内臓への負担にもなりますし
リバウンドにもつながりかねません。
久しぶりの食事を噛みしめるように
よく噛んで、味わって回復食を食べてください。
ファスティング回復食におすすめの食材
では、実際にファスティング回復食を食べる際
どんな食材を選んだら良いのでしょうか。
回復食としておすすめなのは
以下の様な食材です。
穀物
まず主食となる穀物は
回復食としてOKです。
食べる際には、普通の白米ではなく
お粥や出汁に浸したソバなど
消化しやすい状態で食べると良いです。
以下の様なものを回復食に食べましょう。
- お粥
- ソバ
- そうめん
豆類
豆類は消化に良い食べ物の中で
たんぱく質が多い貴重な食材です。
たんぱく質が不足すると筋力が落ちて
代謝まで減少してしまうので
回復食に豆類は取り入れたいところ。
以下の様なものを回復食に食べましょう。
- 納豆
- 豆腐
- 豆乳
漬物
漬物も消化に優しいため
回復食に向いた食材といえます。
ただし、漬物の中には
塩分が濃いものも少なくありません。
回復食に塩辛いものは厳禁なので
注意して選ぶようにしてください。
以下の様なものを回復食に食べましょう。
- 梅干し
- たくあん
野菜
ビタミンや食物繊維など
欠かせない栄養を補給するためにも
野菜は回復食でも食べておきたいところ。
できるだけ消化に優しいように
工夫した調理方法で食べれると良いですね。
以下の様なものを回復食に食べましょう。
- 大根
- 人参
- かぼちゃ
- 玉ねぎ
- ほうれん草
海藻類
海藻類も栄養が高く
消化にも負担をかけないので
回復食として向いています。
これらを摂るためにも
味噌汁を作って、その中に入れる
というのがおすすめです。
以下の様なものを回復食に食べましょう。
- わかめ
- ひじき
- 昆布
- のり
ファスティング回復食に向かない食材
では、逆にファスティング後に
回復食として向かない食品は
どんなものがあるのでしょうか。
基本的には以下の様な条件のものが
それに該当します。
- 胃に刺激を与えるもの
- 消化しづらいもの
下記に代表的な食材を列挙しましたので
そちらをご覧ください。
肉・魚
ファスティングの後は
がっつりお肉などを食べたくなりますが
そこは少しの間、我慢してください。
お肉や魚は消化に優しいとはいえず
ファスティング後の内蔵には負担が大きく
体調を崩す原因にもなりかねません。
特に脂身の多いお肉などは負担大ですので
回復食が終わった後も
数日は控えた方が無難といえます。
揚げ物
お肉と同じ理由で、内臓への負担から
回復食としては適していません。
むしろ、できるだけ油は避けて
胃腸への刺激を避けたいのがこの時期。
揚げ物を食べるのは
回復食から数日後にしておきましょう。
アルコール類
ファスティングを頑張ったご褒美に
祝杯をあげたいところでしょうが
アルコールも回復食には向きません。
刺激に慣れていない状態の内臓に
お酒を入れてしまうと
胃の中を荒らしてしまいます。
またアルコールのまわりも早くなりますので
回復食で慣らした後に
お酒を楽しむようにしてください。
乳製品
それなりに有名なことですが
乳製品は消化があまりよくありません。
そのため、内臓の働きが活発でない
この時期に食べてしまうと
しっかりと消化ができず、負担が大きくなります。
食べた後、お腹がゆるくなる
なんて影響も考えられますよ。
回復食を食べて内蔵を慣らすまでは
牛乳やヨーグルトなど
乳製品はしばらくお休みしてください。
塩分の強いもの
塩分が強かったり、味付けが濃いものは
基本的には回復食ではNGです。
これらは分解するために
内蔵に多くの負担を強いることになります。
そのため、回復食の味付けは薄味にして
刺激があまりないものにしてください。
味気ないかもしれませんが
濃い味の料理はカロリーも高いので
ダイエットのためと思って我慢しましょう。
甘いもの
見落としがちですが
甘いものも回復食では避けましょう。
甘いものも分解にエネルギーを使いますので
回復食を食べている時期の内臓には
負担が大きくなってしまいます。
また甘いものもカロリーが高いため
せっかくのファスティングが無駄になる
という原因にもなりかねません。
目標の体型まで痩せるまでは
甘いモノは引き続き我慢してくださいね。
コーヒー
忘れてしまいがちですが
回復食の時期にはコーヒーも控えてください。
コーヒーにはカフェインが多く含まれており
刺激に敏感になった胃には
良くない影響を及ぼしてしまいます。
温かくてお腹にも優しいのだろう
なんて思っていると
逆に気分が悪くなる原因になることも。
回復食のお供には
豆乳などの胃に優しいものにしておきましょう。
回復食を片手に酵素ドリンクを
回復食は、普通のファスティングだけでなく
酵素ドリンクを使ったプチ断食でも
非常に重要な働きをします。
基本的に、食事を劇的に減らして痩せた場合
回復食を使って徐々に戻さないと
内蔵に負担をかけてしまうのです。
酵素ドリンクを使った場合
完全な断食にはなりませんが
それでも内蔵を休めている事に変わりありません。
もし酵素ドリンクでのプチ断食を実践する場合も
今回紹介したような回復食を使って
しっかりとリハビリをしてから食事をしましょう。
また、ファスティングを考えていた
という人も、酵素ドリンクを活用することで
より楽にダイエットを行えます。
痩せるための理屈はファスティングと同じですので
安全かつ楽に痩せるためにも
酵素ドリンクを取り入れる事を考えてみてください。
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まとめ
ファスティングの回復食について
いかがでしたでしょうか。
キツイ思いをして頑張ったファスティングですが
すぐに普段通りの食事をしてはいけません。
身体を元の状態へ慣らすためにも
回復食を食べて、段階的に身体を慣らす
という必要があります。
今回紹介したようなものを食べておけば
回復食として間違いはありません。
ファスティングが終わってから
何を食べようか迷わないように
事前に回復食に何を食べるか決めておきましょう。